酵素ダイエット食の基本脂肪の摂り方を工夫すること

●ダイエット成功のコツは、「質の良い脂肪」を適量摂ること


脂肪の摂り過ぎは、肥満につながります。 しかし、ただ脂肪をやみくもに減らせばいいというものでもないのです。 「質の良い脂肪を適量摂る」ことは、やせるためにも、健康を維持するためにもたいへん重要です。 まずは脂肪に対する正しい知識を持ちましょう。


脂肪は、私たちの体の最大のエネルギー源です。脂肪のエネルギー放出量は1グラムあたり9キロカロリーととても大きく、その量は炭水化物やタンパク質の2倍以上です。 ただし脂肪はすぐにエネルギーとして使用されず、炭水化物のスペアとして、体内の脂肪細胞に送り込まれ、いざというときのエネルギーとして蓄えられます。 このことが肥満を解消する際の大変なネックになります。 その意味は、最初にブドウ糖が燃え、次に体内のクレアチンリン酸を使うからです。 いくら運動しても、血中のブドウ糖→筋肉や肝臓のグリコーゲン→クレアチンリン酸の順に使っていくため、なかなか脂肪細胞の燃焼につながらないからです。 つまり、よほどのファスティング(半断食)と運動などを行わないと、脂肪燃焼は行われないのです。


そのため、脂肪太りしている人は極めてやせにくいのです。 ファスティングしてもすぐまた反動で太ることもあります。 高GIの甘いものや炭水化物はすぐ脂肪細胞になるし、脂肪そのものの摂取でも当然再び脂肪細胞ができてしまうからです。 そして再び皮下脂肪となって肥満の元になるのです。


脂肪は生きるためのエネルギー源として非常に重要な役割をもっています。 しかし、摂り過ぎてしまうと脂肪細胞を太らせ、肥満の原因になってしまうのが厄介なところなのです。 一朝一夕では極めてやせにくいのです。 しかし脂肪は、人間の体を構成する8兆個の細胞の一つひとつを覆う、細胞膜の材料でもあります。 細胞膜のでパーセントは脂肪でできています(あとの%パーセントはタンパク質、5パーセントがコレステロール)。また脳の8パーセントも、水を除くと脂肪ですから、脂肪がなければ細胞は存在できず、脳も機能しません。 私たちの肉体自体が存在できないというわけです。